2014年7月31日木曜日

ふところ深いフカイ山・船形山と蛇が岳を歩く

 船形山は東は宮城大和町の七森、西は山形村山の甑岳、南は関山峠、北は翁峠付近まで
東西20km、南北15kmの広大な地域で、宮城・山形に種々な恵みを与えています。
しかし、この恩恵を我々は常々感じているだろうか。その恵みに感謝しないどころか、
我々は、ブナを切ったり、リゾート開発と称して自然破壊をしてきたのです。
加えて大和町・色麻町には広大な自衛隊の実弾演習場まで設け、米軍と共同で自然破壊をしています。 
 しかし、船形連峰は地味で、ふところの深い山です。
 我々が種々環境負荷をかけているのに、人間社会で起きる悩み抱えながらを歩くと、
そんな悩みはたいしたことはない、何時も通りやれば良いと励ましてくれのです。
このような山であるから、歩くたびに山への「あこがれ」と「自然への課題・疑問」が生まれるのです。

今回歩いたコースは、色麻町の大滝キャンプ場から鏡ヶ池分岐を経由して頂上へ
頂上から蛇ヶ岳・草原入口経由して瓶石、湯谷地入口経由して大滝キャンプ場に戻るものです。
大滝キャンプ場の登山口付近の林野の案内板

天候は天気予報のとおり、午前中は何とか本格的な降雨と成りませんでしたが、午後からは降雨となりました。
船形山のブナ林は素晴らしい

笹が刈り払われ頂上の稜線が遠望できる


11時頃まで頂上部からの眺望は、船形連峰はほぼ全山、東の泉ヶ岳、北泉ヶ岳から西は甑岳,沢渡黒伏山、北は荒神山、前船形山などが見渡すことができました。
雨の降る前右のケルン奥に黒伏山、右に沢渡黒伏山等が識別できた

船形山山頂


 今回のコースは、これ迄でも何回かの歩きで、特筆することは余りありませんが、時期的にウスユキソウの多さが印象に残りました。
頂上付近に群生するウスユキソウ

一方、今回参加した会は、規律とモラルの高さに感心している所ですが、パーティーの統率や細かな連携においては考慮しなければなないように思えました。
 具体には、スキル向上のための読図や歩き方などのトレーニングとか、歩く山についての歴史、成り立ち、植生など  インストラクション、必要かな!

  
草原コース途中に残る雪渓


湿原の手前に見られるウラジロヨウラク


ミツバオウレン(分かり難くて申し訳ない)


ゴゼンタチバナ


色の白いイワカガミ


コースタイム:
大滝キャンプ場登山口9:03→三光の宮分岐9:05→眺望所9:41→鏡ヶ池分岐9:57→稜線端10:47→10:56船形山山頂11:47→蛇ヶ岳山頂12:46→草原入口12:51→瓶石沢13:27→
14:36大滝キャンプ場登山口

GPSの軌跡

GPSの記録

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