2014年7月20日日曜日

東北の山で明るく清々しい早池峰山を歩く

何となく6月から岩手南部の山歩きとなっています。
その一つの要因は、山の花を見たいと思ったから、例年、6月下旬、焼石岳では中腹のキュウキンカ、ミズバショウ、シラネアオイ、上部では、ハクサンイチゲ、ミヤマシオガマ、ユキワリコザクラ、シナノキンバイなどが見られます。6月21日花鑑賞のジャストタイミングと思い中沼コースを歩くことにしたのですが、今年は、例年と違って花のピークは過ぎて、それほどではないと感ぜられました。
そして、何としても、旬の花を見たいと思い、7月2日に、ハクサンシャクナゲの五葉山を歩きましたが、残念ながらポスター等で見られるような白い群落は見られませんでした。

 二回空振りでしたので、早池峰山を歩く事になったのです。
早池峰は天気も花の状態も良く最高の状態でしたし、以前家族であるいたコースとは反対の順で登りました。このため登りは短く勾配も比較的緩く、比較的楽に歩けました。
 このように最良の条件でしたので、最高の花の間をゆっくり歩き、心を込めた撮影すべきでしたが、急ぎすぎました。帰ってから悔いています。

 さて、早池峰山の歩くコースについては、既に種々の図書やWebに記載されており、個人的な想いの他は、説明記録は必要ないと感じます。


 今回は、“山ぽ・くらぶ“での歩きで、メンバー50人をこえる参加者のため、長い列となり、加えて個人的な体力差などから早いグループと遅いグループが生じてしまいました。

各グループの連絡は簡易無線機等により情報共有できるにしても、時間の差異調整は難しかったようです。
               
 小田越から青森トドマツの林が終わり岩稜帯に入る手前までは、差が無かったと思われるのですが、下山口の河原坊では2時間近くとなりました。

      
 さて、この山は善くも悪しきも蛇紋岩からの組成で、それが山の特徴を顕著に表している様です。

 まず感じるのは、表面がつるつるした石、白い粉状の石などは良く滑ります。
また、これらの石の間の風化土は珍しい高山植物が見られます。

  出会った花々は、ミヤマアヅマギク、ミヤマシオガマ、ミヤマオダマキ、ミヤマハンショウヅル、ミヤマヤマブキショウマ、チシマフウロ、コバノツメクサ、ミヤマキンバイ、キバナノコマノツメクサ、ナンブトラノオ、 忘れていましたハヤチネウスユキソウそしてコメガモリ沢の神秘的なセンジュガンビなどです。
カラマツソウ

キバナノコマノツメとミヤマシオガマ


アズマギクとミヤマシオガマ


ハヤチネウスユキソウ


ミヤマオダマキ

チシマフウロ







  歩いたコースは、小田越から山頂そして河原坊で、所要時間は昼食時間等も含め  5時間23
コースタイム: 
小田越登山口(10:20)→梯子場(12:08)) →剣ケ峰分岐(12:27)→(12:40)早池峰山頂(13:31 )→打石(14:07)→頭垢離(14:53)→河原の坊(15:43)

GPSの記録:


 眺望:小田越コースからは南に薬師岳、石上山、五葉山、六角牛山、北には姫神山見られましたが、岩手山、奥羽山地の山々は見られませんでした。
薬師岳の右方に遠望

早池峰門馬分岐から北の山々を遠望






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