2014年7月18日金曜日

泉ヶ岳西に位置する静かな黒鼻山を歩く

 昨年、種々あって泉岳少年自然の家の業務支援をするボランティアになるため、
1年間主催者が開催する研修を受講しました。
この研修を受講するとやっとボランティアメンバーとして登録され、活動ができるようになります。そして、主催者は登録されたメンバーから参加する学校等のカリキュラムに合わせて、活動支援支援者を選ぶこととなっています。

 ところで少年自然の家は今年の7月21日から民間事業者による指定管理者制度移行し、
これまでの市教育委員会の運営から変更されます。
ボランティアも今後どのような活動を行うのか分かりませんが、これまでボランティア養成並びにスキルアップ養成の担当をしていた教育委員会の職員も泉岳少年自然の家を去ることになります。
 今回は、職員が担当する最後の講座として、水神コース近くの関口から黒鼻山を登り、ふるさと緑の道に降りるコースの状況調査とのことで参加しました。

 黒鼻山は、玄武岩からなる古い火山で泉ヶ岳から南に延びたブリュームのある台地です。鼻が延びたような形から名前がついたようです。
 台地頂上部は広く、少し昔は馬牧場があったそうですが、熊が出没するため止めた伝えられています。
右ピークは泉ヶ岳、中央左に延びる尾根端が黒鼻山

 メンバーは泉岳少年自然の家職員、指定管理者となる民間事業者、ボランティアの14名、コースは、水神コースの途中関口からヒザ川を徒渉し、黒鼻山の丘陵から東に延びる尾根を200m程登り丘陵に登り、その後西に進み北泉ヶ岳から尾根を南下するコースに合流し、頂上に達す道となっています。
 下山は、元の途を少し戻り、新たにつくられた泉・大倉を結ぶふるさと緑の道へ合流するコースです。

コースタイム
泉岳少年自然の家前発9:25→ヒザ川渡渉点 9:35→土類地点9:54→10:22北泉分岐点10:28→
10:51黒鼻頂上11:27→ビザ川ルート分岐 11:33→泉定義線合流12:25→採草地12:38→
13:10泉岳少年自然の家前着

 数日前の大雨で、ヒザ川の水量が多くなり徒渉が多少心配されたものの、当日は晴天、泉ヶ岳に向かう道路からも黒鼻山はくっきり見通せる状況でした。
 9時から今回の趣旨とコース概要の説明等があり、ストレッチを終えて出発しました。はじめ少し水神コースを歩きます。その後関口でヒザ川を徒渉しましたが、心配した程ではないにしても流量は多いように思えました。
ヒザ川を渡る

 徒渉後気持ちの良い林の中を歩きますが直ぐ九十九折りの登りとなり、
九十九折りの登りを歩く

唐松が多く見られるようになると南北に延び高さ1m程度頂部幅1m弱の土塁があります。
明るい唐松の林

この土塁は、往時黒鼻山丘陵部に牧場があり放牧した馬が逃げないように設けられた様です。驚くのは土塁の長さが相当あると推定される事です。幅の広い稜線に出て頂上まで1Km程続いておりました。

 暫く歩くと、北泉ヶ岳から稜線を南に向かう道と出会います。
標識が落ちていたので週売りすることに

取り付け直して標識


地図では標高850mのコンターのある所で鋭角に曲がります、そこから400m程南南西すすみ西に曲がり、また南に進みます。
 
途中下りのコースを分け頂上に向かいます。頂上部は伐採されて明るくなってワラビも見られました。
新しい?ルートへの分岐

 早めの昼食後先ほどの分岐まで戻り、ヒザ川の標識にしたがってトラバース気味に標高100m、距離800m程下ります。
黒鼻山から降りはじめの道

 途中樹高の低くなった場所から、視界が開けます。


仙台方面が開けている

そのうちに道は九十九折りになります。道は林道ではないかと思う程立派です。ただ残念なのは維持管理がなされていない事です。

新たなルートの大部分は林道?

道がヒザ川に沿って南の方向に変わると間もなく、自動車道程の幅広い道(上平林道)に合流します。

林道とふるさと緑の道の合流点

ヒザ川に架かる橋を渡ると休憩施設があります。ここで休憩。
最後は、少し林道を歩き左側斜面の道を登り、採草地に出て、出発点に戻りました。
採草地


GPSの軌跡:
GPSによる黒鼻山踏査記録
             

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