2014年7月19日土曜日

花の時の見極めは難しい「焼石岳にアプローチ』

6月15日の南蔵王を歩いた折も今年は残雪が多く、芝草平も開花が遅れているようでした。
天候の関係で予定を一日延ばし21日しましたが、一昨年歩いた6月12日より約10日遅いので同じような状況と思って出かけたのです。

仙台を5時少し過ぎて出発、7時半前に中沼登山口にある駐車場に着いたのですが、
既に駐車場は満車。仕方なく林道の路肩の余裕のある場所に駐車しました。土曜日ですから
当然でしょう。

 8時に駐車場西の登山口を出発。その折、現在NHKが放映している日本百名山のガイドを見かけました。その日は10人位のパーティーのツアーを引率されておられました。
出発して暫く急坂。水の音が途切れることは無い。やっと明るくなってブナ林が目立つ頃に中沼の東端に着きました。ゆっくりと歩いたので、前述のパーティーが追いついてきました。

 さて、中沼の縁を歩く登山道が上沼への登りに差し掛かる手前の湿地には、リュウキンカとミズバショウの花畑が見られると思っていたのですが、ミズバショウは大きな葉のみ、リュウキンカも数少ない状態でした。ただ、天気は好転するようで、残雪の横岳が少しずつ見えはじめておりました。

 上沼への途中、シラネアオイや白いミズバショウが見られました。上沼からは雪のブリッジと沢の中を歩きやっとツブ沼からの道と合流するところまで歩きました。勿論、一緒に出発した方達に大分遅れてしまいました。
2014年の残雪は多かった

 合流点の残雪も一昨年より多く、銀明水までの尾根に出てからも、残雪は相当残っていました。
途中の小湿原にもミズバショウがありましたが、その他は目立つものはありません。

 銀明水前で小休止して、一昨年より一回り大きな雪渓を登ります。
姥石平から横岳を望む

何回か雪渓を歩いて、やっと姥石平への平坦な道になった所でかみさんが転倒。びっくりしました。バッタリ倒れるような感じで、瞬間事故に成らないようにと思いました。
 幸い軽い打ち身で済みました。同行者がいる場合は、その状況も十分把握しておくことが必要です。このこともあったので、今回も頂上に登ることは諦め、姥石平までとしました。

キバナノコマノツメ

ミヤマシオガマとイワカガミ

ハクサンイチゲ
 姥石平の花の群落では、ハクサンイチゲ、ミヤマシオガマ、イワカガミ、カラマツソウなど見られる程度で、少し寂しい感じでした。
ウラジロヨウラク
シラネアオイ(上沼付近)


 中沼コースは、
歩くに支障はないのですが、登山道の改善が、自然保護や登山者の安全面から必要と感じました。

帰途:石渕ダムの下流につくられた温泉「ひめかゆ」で、地元の方の話を聞く機会が有りました。”今年の焼石岳の花は、早く少し例年と変わっている”とのことでした。

コースタイム:
中沼登山口8:07→8:53中沼休憩所9:00→上沼9:24→つぶ沼コース合流点→10:26銀明水休憩所10:32→12:01姥石平12:31→東焼石岳への途中引き返し点(1455 m )12:46→姥石平13:03→銀明水休憩所14:10→つぶ沼コース合流点14:39→15:31中沼休憩所15:39→16:20中沼登山口

GPSの記録:
GPSの記録

0 件のコメント:

コメントを投稿