3年前から仙台市西市民センター主催の自然体験教室に参加しています。平成25年度講座の最後として、「練田峠」を歩くコースの企画をしておりました。このコースは、太白区の秋保大滝と青葉区の新川を結ぶもので、宮城県政100年を記念して,昭和47年に設定した「ふるさと緑の道」の一部となっています。なお、「ふるさと緑の道」は全線約357kmが整備され、国県道・市町村道・林道を遊歩道で連結したものです。現在、奥羽山系ルート254km,北上山系ルート103kmが設定されており,県土を縦断する形で豊かな自然に親しみながら散策することができます。
ところで私的な興味ですが、このコースの途中に駒新道の入り口があります。
![]() |
駒新道入口(分かり難い写真ですが) |
駒新道は山寺から新川を結ぶ尾根道で、古道らしい緩登緩降の馬や物資の通行に適した作りとなっていると言われています。現在は県境の奥新川峠から先の山形側の道筋はほぼ自然に帰したとされ、宮城県側も道の崩落個所や、薮が生い茂った個所があり、歩くことは困難とされているようです。ただ、その一部を何時か歩きたいと思っています。
![]() |
緑の道遊歩道から大笠山を望む |
そのはじめに、積雪の或る折まず大笠山に登り円子山そして奥新川岳などにアプローチしたいと思っています。
さて、コースは、新川の集落から樋口沢添いの林道を西に進み、駒新道入り口を過ぎ50mのところが出発地点となります。少し歩くと、仙台ハイランド西端の沢股山の崩落復旧工事車両が駐車しておりました。
![]() |
林道脇に駐車その先が工事現場 |
林道から分岐し、はじめは樋口沢の左岸の比較的幅広の道を進みます。
![]() |
新川側の緑の道遊歩道入口 |
そして、橋を渡り遊歩道入り口の案内標識が見ると、丸木で土留された急な階段を登ります。124段あるそうです。登りきったところが、区の境になります。
![]() |
急な階段を登って間もなく区の界 |
そこから5分程緩やかに登ると新田峠となります。
![]() |
練田峠(ベンチが設置) |
峠で昼食の予定でしたが、歩き足りないので少し峠を大滝方向に下ってみました。50m程下り名取川上流の沢を渡り案内標識のところで折り返します。
![]() |
秋保大滝からの林道からの入口 |
全体に緑豊かな森林浴ができるコースです。峠から大滝方面に下る道では木々の間から大笠山が望めました。近いうちに是非登りたい山です。
コースタイム:10:10林道分岐歩き始め→10:25新川側緑の道遊歩道入口→10:35区境→11:11練田峠→11:23秋保側緑の道遊歩道入口→練田峠(昼食)→12:45林道分岐戻り
歩いた日:2013:11:2 天候:晴れ 参加者15名
練田峠散歩の跡
0 件のコメント:
コメントを投稿